「まなざしのメタ認知モデル」

研究者:<べとりん>

概要

「既存の価値観を批判・解体したがることの意味」について考えるモデル。

 既存の価値観(大きな物語と言い換えても可)を内面化することは、自分に生きがいを与えてくれる一方で、自分の意志ではどうにもならないものに振り回されやすくなる。

「まなざしをまなざし返して無効化すること(=自分に向けられた価値観を分析して解体すること)」は、他者の価値観を自分の勢力下に一時的に置くことであり、一瞬の快感や優越感を伴う。また、他者の価値観が自分に過剰に押し付けられることを防ぐことができ、メンタルの安定性を高める。その一方で、やりすぎると、身の回りの物事に意味を感じられなくなり、空虚さが高まる。

 

詳細


1.まなざし過剰(他者のまなざしをそのまま受け入れる)

・他者や社会から向けられたまなざしを全て内面化してしまう状態

・自分を監視するまなざしが多すぎてつらい。

 

2.まなざしをフィルタリングする(要らないまなざしを選択的に批判する) 

・まなざしをメタ認知することで、まなざしの解釈・批判・解体を行う。

・自分が納得できるまなざしは自然に許容し、納得できないものを批判の対象にする。

・ある程度、信じられる価値観を持っている。

・バランスが良い状態。

 

3.まなざし不足(他者からのまなざしをどれもこれも拒絶する)

・まなざしを片っ端からメタ認知し、解釈・批判・解体してしまう状態。

・どんな既存の価値観も信じることができない。

・「まなざしを解体すること」そのものに権威や意味を感じることがある。

・信じられる価値観がないので、空虚に陥りやすい。

・意味のあることを求めて、物質嗜癖や依存のようなものを示すこともある。